常に見られているという緊張感がある
塾に通う場合の選択肢として、個別指導塾と集団指導塾の2つがあります。このうち、個別指導塾に通う最大のメリットは、集中して勉強に取り組みやすいという点です。では、個別指導塾はなぜ集中しやすいのでしょうか。これについてはいくつかの理由がありますが、そのうちの一つは、個別指導塾ではマンツーマン指導が行われるため、講師を独り占めできるからです。集団指導塾の場合は、大人数の生徒を前にして講義を行わなければならないため、どうしても講師の目が生徒一人ひとりに行き届きにくいのですが、個別指導塾の場合には一対一で指導が行われるので、常に講師に見られているという緊張感があるため、そのぶん集中して勉強に取り組みやすいのです。
生徒ごとにブースが区切られている
また、個別指導塾の場合には、生徒ごとに勉強スペースがブースで区切られているケースが多く、それが集中のしやすさにつながっています。広い教室で他の生徒と一緒に勉強するという環境は、なかなか集中するのには難しいものがあるのですが、狭いブースであれば他に気が散るものがないため、自分だけの世界に入り込んで勉強に取り組むことができるのです。もっとも、完全な個室の場合には、かえって緊張感が緩んで集中しなくなってしまうおそれがあります。そのため、多くの個別指導塾では、ブースの上部を空けて講師が生徒の様子を確認しやすいようになっているのです。これにより、生徒は気を抜かずに勉強に打ち込めるようになるというわけです。